駆け引きオフィスラブ〜幼なじみにはカナワナイ?〜
気になるから電気を点けてポストに向かった。やっぱり手紙が入ってる。


手に取ったのは茶封筒。




でも宛名も何も書いていない。一瞬、カミソリが入っていたら嫌だなと思ったから封筒を振ってみたけど紙の音のような気がした。



「何だろう、これ」



ハサミで中身の紙を切らないように茶封筒を切ると中から一枚、白い紙が出てきた。


それを広げてみると一瞬、目を疑った。



「・・・ど、どういうこと?」



まだいるかもしれない。この茶封筒を入れたのは彼だ。立ち上がり、玄関のドアを力強く開けた。
< 264 / 315 >

この作品をシェア

pagetop