流れ星になったクドリャフカ〜宇宙で死んだ小犬の実話〜

「危険だから、離れていろ!」


 局長に指示を飛ばされ、ロケットに駆け寄ろうとしていた全員がその場に立ち止まる。

 皆でロケットを取り囲み、落ち着かない様子で見守る。

 その中から局長に呼ばれた数人がロケットに近づき、ハッチを開ける。


 そして――――……





 きゃん
 きゃんきゃんきゃん



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