流れ星になったクドリャフカ〜宇宙で死んだ小犬の実話〜

「軌道離脱のタイミングや降下角度もわずかでも狂えば大気に弾かれるし、着陸地点も国外にズレれば大変だよ」


 若干、右から左に流していたが、その言葉に目を見開いた。


「技術の流出を防ぐために、自爆させることになるかもしれないし」

「自爆させるんですか!?」


 無事、地球に帰ってこれた犬が、地上に届く前に機体もろとも爆発される。

 そんな光景が、脳裏を過ぎった。
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