流れ星になったクドリャフカ〜宇宙で死んだ小犬の実話〜
┣優しい涙
「スプートニク2号には、クドリャフカを乗せることになった」
僕の願いも虚しく、訓練は全て完了。
そして、クドリャフカの宇宙行きも決まった。
アルビナはクドリャフカのバックアップ、つまりクドリャフカに何か起きて宇宙へ行けなかった場合の補欠という位置に定められる。
ムーカはいろいろなチェックに用いられるテクニカルドッグとなった。
宇宙に生きた犬を飛ばす計画はちゃくちゃくと進み、約束の一ヶ月という期日に間に合いそうだった。