恋の味



私の涙が枯れたのは3時間目が終わったくらいだった。



教室に行く。



海斗の教室に通りかかる。



別れなきゃいけないのかな?



「ちょっと海斗と話してくる」


ちょっと強気になった私。



麻衣はそれをわかっていたようだったけど止めなかった。



「わかった。教室で待ってるね」



「ありがとう」


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