恋の味
海斗....もう終わりかな?私たち。
ちょっとの間だったけどすごく幸せだったよ。
「ねぇ、海斗?」
「何?」
私は決意した。
「私たち......別れよっか」
今の私たちじゃ続かない。
続いてもきっと楽しくないだろう。
「.....なん..で?」
海斗の声が震えている。
私はそれに気づかないふりをした。
「海斗にはもっと素敵な人がいる。その人とならきっと幸せになれるよ」
我慢できない涙が頬を伝った。
もう1度思った。
弱虫だ。私は。