恋の味


ある日、ダブルデートするということになり


水族館に行った。


トイレに行きたくなって、俺は彩月のそばから離れた。


トイレを済ませ彩月の元へ戻ろうとしたとき


「もしかして、海斗?」


久しぶりの声にびっくりして振り返る。


「あーやっぱりだ!」


声の主は小学校の同級生だった、


近野詩織(こんのしおり)。


「久しぶりだね!」


笑顔で俺にしゃべりかける。


可愛くてスタイル良くて・・・


この人は俺の初恋のひとだった。


「おぉ、久しぶり」


でも今は緊張せずに普通に喋られた。
< 117 / 213 >

この作品をシェア

pagetop