恋の味



海斗.......。


「....つき。さつき!」


海斗のことを考えすぎて萌生の言葉は入ってこなかった。


「大丈夫?ぼーっとしすぎ!」


私の顔をじーっとみてくる萌生。


萌生は二重の目がかわいくて、


小顔で足が細くて、色白で・・・


すべてが完ぺきだった。


「ごめんごめん」


私はそういった後席を立ち屋上に向かった。


「はぁー」


前に言われたことがあった。


『ため息していたら幸せが逃げるよ?』


海斗の言葉。


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