恋の味



トコトコトコトコ


くつの音がする。



それに気づかなかった私。



「おーい。彩月ちゃん?」



その声にびっくりして体を起こした。



あ、私寝てたんだ。



気づかない間に寝ていたなんて。



振り向くとそれは紛れもなくあの人だった。



「寝てたの?彩月ちゃんらしいね」



私が好きだった先輩だぁ。



恋の相談に乗ってもらってたな。






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