恋の味



探しても探しても、海斗の姿はなく・・・。



最後の願いにと屋上へ行った。



ーガシャ


ドアノブを強く握ってもう一度思う。



あの日のように、海斗への気持ちを強く思う。



大好きだった時のように。



屋上。



そこには探し求めていた人はいなかった。



「はぁー・・・」



私は大好きなところに足を進めた。
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