恋の味



私はゆっくりと目をあけた。



私の大好きな風景が目に映る。



でも、目の前がぼやけて何も見えない。



ーポロ


涙が私の頬を伝っていく。



それと同時に口をあける。



「海斗......すき...だよ?」



心から好きだよ?



海斗。



私は何度君の名前を呼んだだろう。



哀しい時、うれしい時、頭に浮かぶのは



いつもいつも君だったよ?


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