恋の味



「俺も....彩月が好きだ」



ずっと黙っていた海斗が口をあけた。



私はニコっと笑って、海斗を見る。



「だーいすきっ!」



私は海斗に向かってそういった。



涙を拭きながら、海斗の胸に飛び込んだ。



「お前、かわいすぎ」



海斗の言葉は私の心に響いた。



「海斗、かっこよすぎ」



笑いながらそう言った。



暖かい日差しに包まれて、



優しい風に吹かれて、笑った。


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