恋の味




「ふん!海斗なんてしーらないっ!」



海斗に聞こえるような声で言った。



「おい!彩月、待てよ!こいつらが勝手に」



大声を張る海斗。



「ふふっ。相変わらずモテモテだねぇ」



麻衣は海斗を見ながらそう言った。



「しーらないっ!」



「本当は嫉妬しているんでしょ?」



にやにやして私を見る。



「し、してないし!」



「ふーん。そっかぁ」



しらこすぎるにもほどがあるでしょ!



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