恋の味



海斗はそれから口をあけた。



「話っていうのは、その......」


ドキドキする。



海斗は別れ話じゃないって言ったけど



私の心の中では別れ話だろうな。



なんて思っていた。



「その、これ!一緒にいかね?」


照れくさそうにチケットを渡した。



水族館のチケットだった。



「いくいく!いつ行く?」



行くにきまってんじゃん!



デートってことでしょ?



海斗って意外とシャイなんだね。
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