恋の味




「わかった!いくね」



学校より海斗のほうが大切だもん!



「おぉ!んじゃ決まり」



そして屋上を出た。



教室まですごく遠いけど、私はそのほうがいい。



海斗といっぱいしゃべれるから。



それであとちょっとっていうところで



海斗の足がとまった。



海斗のほうを見たら



「これ、やるよ」



海斗の手のひらにあったのは



飴だった。
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