恋の味




私のお気に入りの場所へ直行した。



ここへきたら悩んでいることも、怒っているときも



全部忘れられる。



私にとってここはすごくいいところなんだ。



でも2月だから寒い。



「さっむーい!」



両腕をこすっていたら後ろから



だれかがブレザーをかけてくれた。



「え?」



私はびっくりして後ろを向いたけど



かけてくれた人に抑えられた。



だから後ろを見ることができなかった。


< 179 / 213 >

この作品をシェア

pagetop