恋の味


そして、中学に入って2か月が経過した。

その間に私は好きな人ができた。まだ好きか確定してないケド。

名前は、大西海斗。クラスが一緒で

今、私の前の席の人。

あまり走らないバド部に対して、

私の好きな人はよく走る陸上部。

外練のときはいつもバド部のほうがいるところに走ってくるから、

ちょっとだけ見てる。

でも心と咲に言わすとガン見してるみたい。





雨が降って、久しぶりに部活が無くなった。

だから、下校まで教室で喋っておくことにした。

「咲って好きな人いないの?」

「それ思うー!」

「いないよ。っていうか男子に興味ないもん」

咲は可愛くてスタイルが良くて髪が長くてミルクティーブラウンのような色。

ホントに良くモテル。

その証拠に中学入って10日で告白されていた。

「つくりなよ!この学校結構イケメン多いじゃん?」

確かに。ここの中学の先輩はかっこいい人ばっか。

「そうだよ!応援するからさぁ!」

「そんなことゆったってー・・・」

「そうだ!」

心はひらめいたことにどや顔で咲に言った。

「咲!図書室いこ!」

「いやだよぉー」

「いいから、来い!」

「心、強引!」

図書室は3年生が放課後によく勉強している。

「いや!」

咲は、本当に嫌そうな顔で心を見た。

「もぉーわかったから」

心も先に負けないくらい嫌そうな顔をしていた。

そうして帰ろうとした。





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