恋の味

心の口の周りにはソースがいっぱいついている。


一緒にいるこっちが恥ずかしいよ。


「もぉー!心口のまわりきたないってば」


そういったらあわててティッシュでふいた。


すれが面白くて耐えられなくなった私は


思わず爆笑してしまった。


「そんな面白くないもん!」


心が頬を赤らめて言ってきた。


それかわいすぎー!


子供みたいだわー。


笑っていた。


でも見てしまったんだ。


私はいつまでも馬鹿だな。


なんでいいところで目が合うんだろう。


なんでここにいるの?


ねぇ、なんでいるの?
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