恋の味
彩月side


あれから私の毎日は変わっていった。


毎日が楽しくて、海斗に会うたびに緊張


する毎日。


でもその楽しい日々は今日までだった。




久しぶりに話しかけてきた未来。


「彩月ちゃーん!久しぶりだね」


「ちゃんはいらないって!」


「あ、ごめんごめん!」


可愛い。


謝り方も女の子っぽいし。


きっとこういうとこが海斗を好きなさせたんだろうな。


そう思いながら、未来に話しかける。


「未来。こんなこと聞きたくないと思うけど
 私ね「屋上行かない?」


私が喋っているときに突然言ってきたから


最後まで伝えられなかった。


「あ、うん。わかった」
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