恋の味
現実
ぱちっ
目をあけると咲と心と麻衣がいた。
「彩月!大丈夫?」
3人が私の顔を覗き込む。
「...ここ..は....どこ?」
絞り出すように声を出す。
「病院。彩月屋上から落ちたんでしょ?」
思い出した。
私、屋上に行って未来に突き落とされたんだ。
「え?落とされたの!?」
え?なんで分かるの?
まさかテレパシー!?
「ど....して?」
「どして?って彩月が今言ったんじゃん」
私、心の中で言ったはずなのに
声に出てたんだ。
「未来って最低!」
「なんでか説明してよ!」