恋の味

登校する時間が来てしまった。


ーピーンポーンー


「はーい!」


勢いよく開けたその先には


「か...いと」


「よっ!おはよー!」


海斗だった。


あ、返せなかったんだ。


「ごめん!行けない!」


「え?なんで?」


戸惑う海斗、その答えに戸惑う私。


「いいから!
 海斗には未来がいるでしょ!?
 未来と行けばいいじゃん!
 私は1人で大丈夫だから!」



 
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