恋の味
幸せと悲しみ

運命


学校についたと思ったら、誰かに腕を


強く持たれて、そのまま屋上に連れて行かれた。


屋上についたら手を放して後ろを向いた。


そこにいたのは


「おはよ!ってかもう治ったの?
 邪魔者ちゃん♡」


未来だった。


「なんで、あの時私を押したの?」


震えが止まらない体。


久しぶりに感じるこの感覚。


「なんでって?うざいの!
 海斗の口からあんたの言葉が
 出てくるのが!
 だから消したかったの。
 でも、あんたは消えなかった。
 だからもう一回ここであんたを
 けすのよ!」


前のときよりとげが刺さっているように聞こえる。


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