恋の味
嫌だ!
もう嫌!助けて!だれか!
ーバン!-
勢いよく開いた扉の前には息を切らせた
私の大切な人がいた。
「心.....麻衣..咲......」
気づけば、私の目からはたくさんの涙が
流れていた。
「「「彩月!」」」
3人が私の名前を呼んだとき、
未来が口を開いた。
「なんでなの?
あたりまえじゃない?私のやってることって。
だって私、海斗の彼女なのよ?
なんで。なんでなの・・・」
未来はその言葉を残して泣き始めた。