恋の味

そんなことを思っていると、海斗のほうから話しかけてきた。

「彩月!お前のアドレス教えてちょー!」

こういうところがかわいい。女子みたいに行ってくるところが!

「え、あ、うん。いいよ。はい」

「あざす」

そっけない感謝の言葉。

なんだかさみしくなった。

でも、アドレスを知れたってことは

メールができるからいいやって思った。

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