恋の味



「あ、ごめんね。彩月が来るの
 遅くて。
 それで、たまたま通りかかった小林
 先輩に告白したの」


「そしたらOKがでたってことね?」


「そうなの。ごめんね!」


幸せいっぱいな感じで言ってきたから


もう許す!


「お幸せに!」


帰ろうとしたとき、心が言った。


「次は彩月の番だよ!がんばって」


心ぉー。


「ありがとぉ!」


私もがんばんないとね!


そう自分に言い聞かせて、


屋上に行った。
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