BITTER HONEY~女上司とイケメン部下の秘密結婚~
* * *
昼からはクライアント先へと外出。
俺はホワイトボートに書き込み、キツ目に結んだネクタイを少し緩ませていた。
「外出か?」
「はい」
「小野瀬…私は昼から会議だから…同行出来ないけど…何かあれば…メールで知らせてくれ」
「はい、課長…すいません…今夜は00商事の接待なのでそのまま…直帰します」
「あ…そうだったのか…分かった…」
周囲が訊いても辺り障りのビジネスライクを交わして、颯爽とオフィスを出ていく。
ひんやりとしたオフィスを出ると…頬に突き刺さるような初夏の陽射し。
額に汗を滲ませて…駅に向かって歩きはじめる。
昼からはクライアント先へと外出。
俺はホワイトボートに書き込み、キツ目に結んだネクタイを少し緩ませていた。
「外出か?」
「はい」
「小野瀬…私は昼から会議だから…同行出来ないけど…何かあれば…メールで知らせてくれ」
「はい、課長…すいません…今夜は00商事の接待なのでそのまま…直帰します」
「あ…そうだったのか…分かった…」
周囲が訊いても辺り障りのビジネスライクを交わして、颯爽とオフィスを出ていく。
ひんやりとしたオフィスを出ると…頬に突き刺さるような初夏の陽射し。
額に汗を滲ませて…駅に向かって歩きはじめる。