BITTER HONEY~女上司とイケメン部下の秘密結婚~
「恋人にプレゼントですか?」


「いえ、あ…先生こそ…どうしてデパートに?」



「今日は学会がこの近くでありまして…その帰りです」



「…そうですか」



「…白石さんの手に取った柄…なかなかいいですね」



羽生先生も私と同じ柄のネクタイを手に取った。



「センスあります。広告のお仕事されてるだけのコトあります」



兄と同じ歳なのに…落ち着きのある雰囲気と口調。


大人気ない兄貴に羽生先生の爪の垢を飲ませてやりたい。



< 103 / 170 >

この作品をシェア

pagetop