BITTER HONEY~女上司とイケメン部下の秘密結婚~
私も棗のキモチには同調する。



「はい」


「…それは何に対しての返事?抽象的な感じにされても困る」



棗は私にハッキリとした言葉を求め続けた。



「…私を貴方のお嫁さんにして下さい…」



恥かしすぎて…私は両手で顔を覆った。



「…そんな風に言ってくれるなんて…嬉しいよ…」
棗はぎゅ~っと私を抱き締める。


街角で時々…見かけるバカップル。



世の中はお前たち中心で回ってないんだぞ!!


といつも私は冷ややかな目つきで見ていた。



そんな私も棗と一緒にバカップルになるとは。



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