BITTER HONEY~女上司とイケメン部下の秘密結婚~
「あぁ…な、棗…」


私は熱にうなされたように棗の名前を呼ぶ。


一糸纏わぬ姿となった私は普段見せない…甘えるような仕草を見せる。



上司と部下。


年上と年下。



そんなモノは今の私たちには関係なかった…



欲望に支配されながらも男と女として、真っ直ぐに相手を求め合うコトに心地よさを感じていた。



唇を重ねて、私の中に感じる棗の存在が質量を増す。


棗の腰の動きと一緒に…熱い蕩けるような感覚が尾骨から背中にかけて突き上がっていく。



「あぁ…そんなに動かないで…」


次から次へと迫り上がる快楽の波に身体が付いて行かない。



棗は私の言う通りに腰の動きを止めた。


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