素敵な恋愛お売りいたします。
(なんだろう。新しい風俗かな。ホスト?)

君はメールソフトを閉じた。
MIXIの友人の日記に、あたりさわりのないコメントを書いてコーヒーを淹れる。

狛江の1人暮らし3階の6畳間角部屋。
寂しさを隠すためにTVはいつもつけっぱなしだ。

TVからは今夏のドラマが流れていた。
30を過ぎたOLの物語。

最近恋してないなあ。
君はそう思いながら、このドラマを見るのが週一の楽しみになっている。
半身浴をしながら、週刊誌を読んで、明日も早いからと電気を消す前に、コンピューターに向かった。

君は少し後ろめたい気持ちで、プリントアウトのボタンを押した。

目覚まし時計を6時にセットして、布団に潜り込んだ。
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