恋はとなりに
それから連絡先交換して、学食を一緒に食べた。
あたしたちは、お互いのことを話した。
桃子ちゃんは地方から出てきて一人暮らししていて、いつも1人のあたしのことを気にかけてくれていたらしい。
「最近は特に寂しい雰囲気出てたから。」
と桃子ちゃんが言うのであたしは失恋したことを話した。
家族以外の人と話すのが久しぶりで、特に同世代の女の子なんて清香ちゃん以来ではしゃいでたくさん喋ってしまった。
桃子ちゃんは呆気にとられてた。
それと、桃子ちゃんもずっと1人だったことを話してくれた。
「女の子と話すの楽しい。」
あたしは言った。
その日講義をサボり、ふたりでファミレスのドリンクバーで何時間も語りあった。
今まで話さなかった分を埋めるように話をした。
「さくらはまだカケル君のこと好きなんだよね。彼女がいたって好きな気持ちはどうしようもないよね。」
「うん、好きは好きだけど、そろそろ諦めてもいいかなって思ってる。」
「諦めるなんて言わないで。自分の気持ちに正直に生きて。」
「何回もフラレてるから。好きでいるのも苦しいんだよ?」
あたしの言葉に桃子ちゃんは深く頷いた。
「あたし、地元に彼氏がいたんだよね。5月に帰ったら、浮気現場目撃して別れたんだけど。
あたしと別れようとしてわざと浮気したんだよ。遠距離は辛いからって。それは元カレの友達から後で聞いた話で。
もともとは高校の同級生で2年の時にあたしから告白したの。好きで好きで。さくらみたいに苦しくなって。
でも付き合い始めたらもっと苦しくなった。優しいんだけど、気持ちが釣り合ってないのがわかったから。
卒業したら別れようかなって考えたけど、言えなかった。」
桃子ちゃんはサイダーのおかわりを取りに行った。
桃子ちゃんには言わなかったけど、あたしはその彼は桃子ちゃんのことすごく好きだと思う。
だって、桃子ちゃんのこと考えて別れる決断をしたんだよ。
きっと彼も苦しかったんじゃないかな。
とあたしは感じた。
あたしたちは、お互いのことを話した。
桃子ちゃんは地方から出てきて一人暮らししていて、いつも1人のあたしのことを気にかけてくれていたらしい。
「最近は特に寂しい雰囲気出てたから。」
と桃子ちゃんが言うのであたしは失恋したことを話した。
家族以外の人と話すのが久しぶりで、特に同世代の女の子なんて清香ちゃん以来ではしゃいでたくさん喋ってしまった。
桃子ちゃんは呆気にとられてた。
それと、桃子ちゃんもずっと1人だったことを話してくれた。
「女の子と話すの楽しい。」
あたしは言った。
その日講義をサボり、ふたりでファミレスのドリンクバーで何時間も語りあった。
今まで話さなかった分を埋めるように話をした。
「さくらはまだカケル君のこと好きなんだよね。彼女がいたって好きな気持ちはどうしようもないよね。」
「うん、好きは好きだけど、そろそろ諦めてもいいかなって思ってる。」
「諦めるなんて言わないで。自分の気持ちに正直に生きて。」
「何回もフラレてるから。好きでいるのも苦しいんだよ?」
あたしの言葉に桃子ちゃんは深く頷いた。
「あたし、地元に彼氏がいたんだよね。5月に帰ったら、浮気現場目撃して別れたんだけど。
あたしと別れようとしてわざと浮気したんだよ。遠距離は辛いからって。それは元カレの友達から後で聞いた話で。
もともとは高校の同級生で2年の時にあたしから告白したの。好きで好きで。さくらみたいに苦しくなって。
でも付き合い始めたらもっと苦しくなった。優しいんだけど、気持ちが釣り合ってないのがわかったから。
卒業したら別れようかなって考えたけど、言えなかった。」
桃子ちゃんはサイダーのおかわりを取りに行った。
桃子ちゃんには言わなかったけど、あたしはその彼は桃子ちゃんのことすごく好きだと思う。
だって、桃子ちゃんのこと考えて別れる決断をしたんだよ。
きっと彼も苦しかったんじゃないかな。
とあたしは感じた。