夏マジック



「はい。」





「渚だよーん。」





「知ってる。」





「嘘つき。知らないでしょ」
ふふと笑う声に




「え??」




「拓郎とキスしたの失敗だと思ってる。」
とさっきの弾んだ声とは裏腹にまじめな声。




その一言に傷ついてる俺。




それに気づいて自分が渚のこと好きなことに気づく俺。



まじ俺のバカ。好きになってすぐに振られるとか。

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