青空の下で
そして青は、私の赤く染まった頬に手を当て、そしてまた私は目をつぶった。



また5年ぶりに、自分の口に柔らかい感触をおぼえた。



「キスも5年ぶりだね」

「恥ずかしいから言わないで」


今度は青が顔を赤くした。

本当にいくつになっても変わらないなーって青を見てそう思った。




「笑うなよな!あっ!そうだった言うことあるんだった」



そう言って青は、ゴソゴソと鞄の中を探し始めた。


そして青は小さい箱を私の前に差し出した。



「何これ…?」


「何って指輪に決まってんじゃん。5年も頑張ったんだから、いいよね」


これって…プロポーズ?だよね……?

えっ?青が私に、再開していきなりプロポーズって何か色々嬉しいけど訳わかんなくなってきた~!!

でも、私の答えはただ1つ。



「勿論…喜んで!」



神様こんな最高の出会いをありがとう。


素敵な再開をありがとう。


こんなに嬉しいことはない。




これからも、この青空の下であなたと紡いでいく人生を…




私は全て大切にする。



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