青空の下で
「青はさ、夏休み、何か用事ってある?」

「何?いきなり…?」



ビックリしたように青が聞いてきた。



「いや、あのね…私、夏休み暇だし青のギターも聞きたいな~っと思って…」


「僕は別にいいけど…藤井さんとどっか遊びにいったりしないの?」



あっ!そういえばそうだった!紗知と海に行く約束してたんだった!



「その顔は図星だな…」


「うっ!…そっそうだ!青も一緒に海いかない!?」



思わず言ってしまった、そろ~と青の顔を見てみた。


「本当に…?僕も行っていいの?」


キョトンとした顔で青が聞いてきた。



「もっ勿論!私から紗知に伝えておくわ!」




何故か断ろうにも、断れなかった。まぁ、断るつもりは無かったんだけどね。
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