青空の下で
「なんだ、そんなこと?いいに決まってんじゃん!」



紗知はすぐにOKをくれたが、大介は、何故か少し考えて、




「あぁ!一緒に行こうぜ!」


何、今の変な間…一瞬疑問に思ったけど、青も一緒に海に行けるし、まぁいっか。




「よかったね言ってもいいって!」




私は、本を読んでいた青に言ってあげた。だが、青は全く話を聞いていなかったのか、





「えっ、何が?」



と聞き返してきた。私は、ついに堪忍袋の緒が切れた。



「何がじゃないわよ!あんた全くはなし聞いてなかったの!?」



「えっ、だって…」





うろたえながら青が言おうとしたが、私は聞く耳もたてずに言ってやった。
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