青空の下で

謝ろう

「あの、空いますか?」



「えぇ、空なら2階の自分の部屋に居ると思うわよ」



階段から、上ってくる足音がした。きっと紗知だろう。そして、ドアを叩く音がした。私は、



入ってと紗知を部屋へ招き入れた。


「空のお母さんに聞いたら、2階に居るって聞いたからね」




「そっか…そんなとこで突っ立ってないで座りなよ…」


私は、紗知に座るように言った。



今はあんまり、人と会いたくなかったけど…



「で、どうしたの?私に何か用?」

「うん、ていうかあんたすごい顔ね」



私の今の顔は、昨日泣きまくって、すっごく目が腫れている。だから、誰とも会いたくなかっ
た。



「昨日の事だけど、ちゃんと仲直りしておいた方がいいと思うよ…」


そんなの、わかってるよ…言いたいよ私だって、『ごめん』って。





「言いたいんでしょ?本当は」
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