青空の下で
「紗知には、何でもおみとうしって訳か…」



「まぁね、空って本当顔に出てるからね」


「青にも言われたよ」



「布崎君って結構いいとこ目つけるじゃん」



自慢気に言われるのは、ちょっと気にくわなかったけど、今回は多目に見ることにしよう。

「私が、悪いんだけど、謝りにくいんだよね…」


「どうしてよ?そんなの気にしないで謝ればいいじゃない」




私は、どうやって謝ればいいのかわからない…私には、謝る資格があるのか…?そんな不安で
いっぱいだった。



「私…」



「不安がったってしょうがないじゃない!海に行くのに、そんな仲直りしないまま来られちゃ、こっちがたまんないよ!」
< 36 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop