青空の下で
「そうだよね…このまま海行ったって、楽しくないよね…」


私は決心した。




「私、青に謝って来る!」


「よし!行ってこい!」



私は、部屋の戸を開け、出ていこうとしたとき、ふと思い出した。


「紗知…」


「?何?」

「私…青の家、知らない…」



紗知は、まるで、ギャグ漫画のように倒れた。



「私が、電話で海に呼んどいたから、そこに行きな!」


紗知って、青の電話番号知ってたんだ…さすが、紗知だわ





「ありがと!行ってくるよ!」






私は、今度こそ家を飛び出し、青が居るという海へと向かった。



「頑張れよ~!!」





私の部屋から、紗知の声がした。私、頑張って謝って来るよ。そして、皆で楽しく海に行こ!
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