青空の下で
2人は微妙な口喧嘩をした。


「青、お前さ…」



「なんで、いきなり呼び捨てなんだよ…」


「まぁまぁ、小せぃ事は気にするな!」


青は、少し嫌そうな顔をして、オレンジジュースを飲んだ。


「お前、好きな奴いる?」



ブーッと青は飲んでいたオレンジジュースを吹き出した。



「うわっ!汚ぇーな」

そのまま蒸せながら青が聞いた。


「何で今!?ここで言うこと…?」


「今聞かなきゃいつ聞くんだよ。俺、お前ん家も番号も知らねーもん」


「確かにそうだった…」


青は、大介の言葉に納得した。


「で、どうなんだよ…」



そう言って、大介はまたニヤニヤしながら聞いた。





「……」




しばらくの間、沈黙が続いた。
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