青空の下で
「え?まだ1つも宿題終わってないの?」


2人の発言に驚いたのか、青が横から言った。


「えっ!?お前もう何個か終わってんのか!?」


「うん。6個ぐらい終わってる」

「そ、空はまだだよね…?」


「わ、私は…5つぐらい終わった」


2人はまるで絶望したかのように脱け殻になった。


「この裏切り者~!!」



裏切り者って…あんたたちが宿題してないだけなのに…。私は心の中で少しあきれた。


「空~…」

「何よ…」


まぁ、大体紗知の言うことには、見当がついていた。どうせ宿題手伝ってとかその辺でしょ…

「おねが~い!宿題手伝って!!」

ほらね。こういう宿題をやってない人が考えるのは、大体こういうことだから。


「わかったわよ…」


「ありがとー!心の友よー!!」



そう言って、紗知が私に抱きついた。
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