青空の下で
キーンコーンカーンコーン


学校のチャイムが鳴ると同時に、私達は息を切らしながら、教室の戸を開けた。


「ゼーハーゼーハー…」


「間に合った…かな」

「うん…ギリギリ…間に合った…」



あれ?何か他の人の声、全然しないんだけど…
そしてまたふと顔をあげた。すると、私たちの目の前に飛び込んできた景色は、最悪の景色だった。



「ねぇ…この状況って…やばくない…」

「えっ?」


そして、皆も顔をあげた。


「皆、どこに行ったの?」


そう、最悪の状況と言うのは、教室には私達は4人だけという状況だった。

「どこに行ったって…」


「まさか!皆始業式のために、体育館行ったんじゃ!?」

「そしたら私達、完全に遅刻じゃん!?」

「始業式早々遅刻なんて…最悪だよ…」

皆、肩を落としていた。


「そんな落ち込んでないで、早く体育館行くよ!」

と青が、皆に言った。


「早く!」

「わかった!」



私たち4人は、大急ぎで体育館へ向かった。
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