青空の下で
「そんな言い方ないだろ…なぁ、空はどう思った?」


「えっ私は二人ともすごいなーて思ったよ。でも、今なんであの時そう思ったのかわかんなく
なったけどね。大介だけ」



「俺限定!?」



大介がビックリしている横で青は失笑していた。



「青は相変わらず、何かすごいオーラ出てたよ。相手皆、後ずさってたし」

「そうなの!?俺そんなオーラ出してんだー」



冷やかしのつもりで言ったのに、あっさりと受け入れられた。


まぁ、半分本当なんだけど。
だって大介と青にひるんだ相手のスキをついて大介にハチマキを
奪わせた、その時の青はとっても凛々しくってどこか怖かった。


私は、また、そんな青のことが好きになった気がした。
< 73 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop