青空の下で
その帰り、私は紗知になぜか少し怒られていた。


「もう!何で一緒にメイドの格好しないのよー!?裏方なんかやめて、一緒にやろうよー!」

「なんでって言われても、私似合わないと思うし…」

「今からでも遅くないし、委員長に言いに行こうよー!」


グイッと腕を引っ張られたが、青がそれを止めてくれた。


「布崎君止めないで!」

「いや、止めないでって言われても、やりたいのって人それぞれだし、まあ、無理やりやらせた人もいるけどね」



そう言って、大介のほうをギロッとにらんだ。


見られた大介は、口笛を吹きながら、上を見つめた。




紗知の腕をほどいて、


「さて、明日から準備とか色々あるし、今日はもう帰ろ」


と、皆に言って、私たちは、自分たちの家の方向に向かって、足を進めた。
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