青空の下で
3年生

衝撃

青と付き合って1年が経った。

青と私のことはこの小さい学校だから、すぐに広まった。


大介のことはしっかりと断った。

そして今大介は紗知と付き合っている。これもまたすぐに広まった。

でも、お似合いだと私は思う。




「私たちが付き合ってもう1年経つんだよね」

寒空の下、私たちが4人組はお弁当を食べながら思いふけていた。



「早いもんだよねーしかも、受験勉強もあるしさー嬉しいのやら悲しいのやら…もう分けわかんないよ」



大介と紗知は一緒に肩を落とした。



「やっぱり2人は同じ大学行くの?」


「当たり前じゃない!いつほかの女に取られるかわかんないしね!」



紗知は大介の腕をギュッと掴んで大介の方を見て、ニコッと笑った。

少し怖かったのか苦笑いになりつつも、耳は赤かった。


微笑ましい光景だなぁー。


「ところで2人はどうなの?」

「私たち?私たちは…まだわかんないかな」
< 96 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop