詩集Ⅰ
ノータイトル
何が楽しくて笑ってるの
周りに合わせて笑って怒って
感情すらも周りに合わせる理由は何?
私はこうすることしか出来ないの
自分を護るためにはこうするしかないの
出来る事ならば自分の意思で動きたいし
喋りたいけど
怖くて言えないんだ
どうしてこんなにも怯えなきゃならないの
私がここにいる理由は何?
何事も一緒にする意味がわからないわ
個人なんだから
ひとりひとりで行動すればいいじゃないの
私には理解出来ないわ
私たちのことがわからないあなたに何が分かるというの?
私たちの構図はとてもとても複雑で面倒くさいものなのよ
ねぇあなたはどうして
ひとりで居られるの
毒を吐かれても平気なふりが出来るの
何も分からないからこそ分かることだってあるのよ
面倒くさいと分かってるのに何故一緒にいるの
私は泣いているのよ
見えないとこで影で泣いてるのよ
毒ごときどうってことないの
もう慣れてしまったから
私はそうすることしか出来ないから
こうやって傷つくの
不器用だから何事も放り出すの
ああ 全てが怖いよ
今日も私は怯えて生きる