愛を囁いてもいいですか。



――ピーッ


ダンッ


後半開始、ジャンピングボールを手に取ったのは相手チーム。


――ほんと、ムカつくんだけど。


すぐさま私はディフェンスを固めに行く。


相手がレイアップで上げたボールを、ジャンプしてカット。


「梓ー!」

『はいっ』


パシュッ


攻めがこちら側になり、走る梓にサポートにつく真奈美。

やっとのことで梓が決めたシュートで一本先制。


「気緩めんな!」

『『はい!!』』


オフェンスが相手チームに変わったために、私はまた走るのだった――。




< 23 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop