~少女のつらい過去~


家に帰ってもまだ拗ねていた。


「冬花ー。いい加減機嫌なおしなよ。」

「なんでダメなの?あやかちゃんもるみちゃんもかわいいの着てるのに。」


「うちはお金がないの。」


「どうしてお金がないの?なんで?」




「仕方ないじゃん!これがうちなの!
他とは違うの!私だって冬花のために頑張ってるのに!!まだ足りないの!?」



気づいたら、私は冬花に怒鳴りつけて
いた。






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