必然トラップ【おまけ追加】
「速見くんのとこは? D組だよね?」
「あーうちな。占いの館」
あっさり言ったそのせりふに、私は思わずプッと吹き出した。
「占いの館?! 何それ大丈夫なの?」
「ちゃんとしてんだぞ。占い師は白薔薇の予言者ナントカとか、月光の貴公子ナントカとか肩書きつけてさ」
「え~?」
完全におふざけっぽい彼の話に、くすくすと笑う。
さすがお祭り騒ぎの文化祭。何でも有りだわ~。
「ま、倉本も来てってよ。きっとおそらくたぶんもしかしたらイイコトあるから」
「あはは、うん。ぜひ行かせてもらうわ」
やっぱり速見くんはどこか斜に構えた言い回しで、それが可笑しかった私は素直に笑顔を浮かべて手を振る。
彼らは奥の方のテーブルに座ると、接客係の女の子からメニューを受け取っていた。
ああ女の子、速見くんにぽーっとなってる……悪いオトコめ。
「占いの館、か……」
パフェの底の方にあった白玉をすくいながら、小さく呟く。
そうだなぁ、せっかく速見くんがすすめてくれたんだし。(本人のやる気はさておき)
この後、行ってみようかな。
「あーうちな。占いの館」
あっさり言ったそのせりふに、私は思わずプッと吹き出した。
「占いの館?! 何それ大丈夫なの?」
「ちゃんとしてんだぞ。占い師は白薔薇の予言者ナントカとか、月光の貴公子ナントカとか肩書きつけてさ」
「え~?」
完全におふざけっぽい彼の話に、くすくすと笑う。
さすがお祭り騒ぎの文化祭。何でも有りだわ~。
「ま、倉本も来てってよ。きっとおそらくたぶんもしかしたらイイコトあるから」
「あはは、うん。ぜひ行かせてもらうわ」
やっぱり速見くんはどこか斜に構えた言い回しで、それが可笑しかった私は素直に笑顔を浮かべて手を振る。
彼らは奥の方のテーブルに座ると、接客係の女の子からメニューを受け取っていた。
ああ女の子、速見くんにぽーっとなってる……悪いオトコめ。
「占いの館、か……」
パフェの底の方にあった白玉をすくいながら、小さく呟く。
そうだなぁ、せっかく速見くんがすすめてくれたんだし。(本人のやる気はさておき)
この後、行ってみようかな。