必然トラップ【おまけ追加】
「は、やっと来たし」
「え、あ、な、なんであんた、ここに……」
完全に動揺しまくっている私の様子に、その男はさらに笑みを深くして。
1歩1歩、こちらに近付いてくる。
「──『高い所が吉』」
「え?」
「ま、少し賭けたところもあったんだけど……おまえが単純なヤツで、助かったよ」
「……!」
みんなに頼んで仕込むの、結構大変だったんだからな。そう言ってそいつは、イタズラっぽい笑顔を見せた。
……それはまさしく、私の大好きな笑顔で。
──ウソ、まさか。
──だって、じゃあ、いつから、どこまで。
ドクン、ドクンと、うるさいくらいに心臓が大きく鳴っている。
不意にそいつが、真剣な表情で私を射ぬいた。
「……俺、ずっと前から、おまえのこと──」
/END?
「え、あ、な、なんであんた、ここに……」
完全に動揺しまくっている私の様子に、その男はさらに笑みを深くして。
1歩1歩、こちらに近付いてくる。
「──『高い所が吉』」
「え?」
「ま、少し賭けたところもあったんだけど……おまえが単純なヤツで、助かったよ」
「……!」
みんなに頼んで仕込むの、結構大変だったんだからな。そう言ってそいつは、イタズラっぽい笑顔を見せた。
……それはまさしく、私の大好きな笑顔で。
──ウソ、まさか。
──だって、じゃあ、いつから、どこまで。
ドクン、ドクンと、うるさいくらいに心臓が大きく鳴っている。
不意にそいつが、真剣な表情で私を射ぬいた。
「……俺、ずっと前から、おまえのこと──」
/END?