蓮杖探偵事務所の飄々事件簿
ならば…。

容易に想像できるのは、何かの記念日的なものだ。

しかし耕介の元気のなさから察するに、喜ばしい日ではないのだろう。

となると、昔の彼女と別れた日とか…。

だが耕介の性格上、そんな日をわざわざカレンダーに印をつけて書き留めておく女々しい習慣はないだろう。

だったら何の印?

探偵事務所で推理を働かせる女子高生素人探偵は。

「……!」

ある結論に達する。

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